大谷 2勝目の権利消える 最速161キロで6回途中1安打無失点 VS筒香は左飛と四球

レイズ戦に先発したエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
レイズ戦の2回、筒香を左飛に打ち取るエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
レイズ戦の3回、投直に打ち取ったメドーズ(右)と笑顔で言葉を交わすエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-レイズ」(5日、アナハイム)

 エンゼルスは大谷翔平投手(26)が中8日で4度目の先発。5回0/3を84球、1安打無失点、毎回の7三振、6四球。最速161キロだった。1-0とリードして迎えた六回は無死からの2四球などで一、二塁としたところで降板した。2番手投手が後続を抑え、いったんは大谷に2勝目の権利が発生したが、チームは七回に逆転された。

 「7番・一塁」で出場したレイズの筒香嘉智内野手(29)とのメジャー初対決は左飛と四球だった。

 初回は狭いストライクゾーンへ適応に苦しみ、2四球を与えながら無失点で切り抜ける。二回は2死から右前打を許したが、後続をスプリットで空振り三振に斬り、付け入る隙を与えなかった。

 満面の笑みを見せたのは三回だ。1死走者なしで迎えた2番メドウズが放った時速151キロのピッチャー返しにグラブで反応。一度は弾いてグラブからふわりと飛び出した球を右手で素手でキャッチした。観衆は大歓声と大きな拍手で大谷の好プレーを称えた。

 大谷は当初は中6日で3日の試合に先発する予定だったが、打者で出場した2日のマリナーズ戦で右肘に死球を受け、登板を回避した。前回4月26日のレンジャーズ戦はDHを解除して「2番・投手」で投打同時出場。5回4失点の内容で3年ぶりの白星を手にし、打っては3打数2安打2打点、3得点をマークした。今回は投手に専念する。

 ここまで投手として3試合に先発し、1勝0敗、防御率3・29、13回2/3を投げて23奪三振。中でも決め球のスプリットは結果球の被打率が・000。19打数無安打1四球で18個の三振を奪っている。

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