大谷翔平「自分の体になってきている」肉体強化と食生活改善で体重102キロ

練習後、オンライン取材に応じた大谷翔平
練習後、オンライン取材に応じた大谷翔平
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 「エンゼルス春季キャンプ」(18日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)がキャンプ2日目で初めてブルペンに入り、新加入のベテラン捕手カート・スズキを相手に27球を投げた。

 球団広報部提供の練習映像。27球を投げ終えてマウンドを降りる大谷が笑みを見せた。練習後にオンライン取材に応じた右腕は「去年より全然いい。投げ心地は上がってきていると思います。患部(18年10月に右肘手術、19年9月に左膝手術)の感じも、なじみもいいですし、全体の投球モーション的にも去年よりいいものがあるのかなとは思うので、どちらも今のところはいいんじゃないかなとは感じていますね」と手応えを口にした。

 体調のよさは体重にも表れている。「去年は極端に低かった。特に下半身は(左)膝のリハビリがメインだったので、しっかりと強化するというメニューではなかった。その中で(今オフは)しっかり下半身はできたのかなとは思うので重量的にも体重的にも18年、19年ぐらいには戻ってるかなとは思いますね。今は102(キロ)ぐらいですかね」と明かし、「自分の体になってきている」と言った。

 食生活の改善もプラスに作用している。「ある程度はやってきたものがベースになったりはするんですけど、(自分の)血液を採って自分に合っている食べ物、合ってない食べ物、炎症の起きやすいもの、起きにくいもの、同じ栄養素を取るにしても自分に合ってるものを取った方がいいので、そういう細かいところをいろいろ聞きながらやりましたね」と説明した。

 投打の技術向上を目指し、今オフはより実戦に近い練習に取り組んだ。投手としては、名門トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のメソッドを採り入れ、例年より早くブルペン入りし、実際に打者相手に投球。打撃では打席に立ち、投手の生きた球を打ってきた。「あまりキャンプ前にはやったりしない」という内容だった。

 前日に公開された室内打撃練習の映像では、左足に重心をかけ、昨季途中に採用した右足を上げて踏み込むフォームでバットを振っていた。「去年は重心がけっこう前に流れてる部分があった。重心が前に流れると、よくないことが多いので、より意識してしっかりと軸足(左足)を使えたらなと思ってます」。そう説明しながら「変化球、速い真っすぐに対して反応はよくなってくるのかなとは思う」と、打撃向上に期待した。

 28日からオープン戦が始まる。登板日は未定だが、「もちろん、(オープン戦最初から)行くつもりではやります」と大谷。昨季は2年ぶりの二刀流復活を期待されながら2度目の登板で右前腕部を痛めているとあって「去年はそんなに実戦では投げていない。実戦での技術は実戦で磨くしかないので、どんどん投げて、そういうものが磨かれていければいいのかなとは思います」と意欲を見せた。

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