ラソーダさん死去 野茂さんデビュー時のドジャース監督 93歳、心臓発作

 ドジャースを20年以上率いた元監督、トミー・ラソーダさんが7日夜に心臓発作のため死去したと8日、球団が発表した。93歳だった。昨年11月8日に心臓の病気でロサンゼルス近郊の病院に入院し、年明けに退院して自宅へ戻ったばかりだった。

 左投げ投手だった現役時代は目立った成績を残せなかったが、1976年途中にドジャース監督に就任し、77、78年と2年連続でナ・リーグ優勝。ワールドシリーズも81、88年に2度制覇した。95年に野茂秀雄投手がメジャーデビューした際の監督だった。

 ラソーダさんは体調を崩して96年7月に勇退するまでチーム一筋で指揮を執り、97年に米国野球殿堂入り。監督通算成績は1599勝1439敗。2000年シドニー五輪の野球ではマイナーリーグの選手で編成された米国代表を監督として率い、金メダルに導いた。08年には日本球界の発展に寄与したとして旭日小綬章を受けた。

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