ダルビッシュ「寂しいっす」「よしやるぞ」移籍決定に複雑 NOW VOICEで報告

 カブスからパドレスへのトレードが決まったダルビッシュ有投手(34)が29日(日本時間30日)、両球団からの正式発表後に音声サービス「NOW VOICE」を更新。3年間プレーしたカブスを離れることに「寂しいっすね」としんみりする一方で、新天地に向けて「よしやるぞという感じ」と意気込むなど、複雑な心境を吐露した。

 「パドレスへのトレードが決まりました。」と題した5分弱の音声メッセージ。ダルビッシュは自身のトレード決定前にパドレスがレイズからエース左腕のスネルを獲得したことで「トレードはないなあ」と移籍の可能性が消えたと思い込んだ瞬間があったことを明かした。

 しかし、実際には両球団の交渉は前日に大きく前進。この日、トレード発表直前にカブスのジェッド・ホイヤーGMから電話があったことを明かし、「ホントにすごい熱い思いで『本当に来てくれてありがとう』というのと、『チームにもたらしたものがすごく大きかった』と言ってくれて」。ダルビッシュは「たかが(自分は)3年しかいないのに。僕も好き放題やったんで、そうやってみんなと仲良くなれたし、まあとにかく、寂しいっすね。カブス大好きなんで」としんみり語った。

 ホイヤーGMの後にはパドレスのAJ・プレラーGMからも連絡を受けた。映像を使っての会話では「不安もあったんですけど、プレラーさんのすごく喜んでくれているのを見て、いろんな話もして、それで、よしやるぞという感じにはなった」とやる気満々。「新しいチームなんで、人間関係をまた一から作り直さないといけない。そこがすごく不安なんですけど」と本音を口にしながらも、同GMがカブスからは自身の『取扱説明書』を受けた模様であるようで、ダルビッシュ自身も“自身の生かし方”などを伝えたことを明かした。

 この日、両球団から発表されたトレードは7選手が絡んだブロックバスター。パドレスはダルビッシュのほかに同投手の専属捕手として知られるビクター・カラティニ(27)と金銭を、カブスは今季7勝右腕ザック・デービーズ投手(27)と4人の有望マイナー選手を獲得した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス