ダルビッシュとマエケン、サイ・ヤング賞最終候補 日本勢2人は13年ダル&岩隈以来
全米野球記者協会(BBWAA)は2日(日本時間3日)、記者投票で決定する各賞の最終候補3人を発表。最も優秀な投手に贈られる「サイ・ヤング賞」は、ナ・リーグでカブスのダルビッシュ有投手(34)が、ア・リーグでツインズの前田健太投手(32)がトップ3に入った。
ダルビッシュが同賞で上位3人に入るのは、レンジャーズ時代の13年に2位に入って以来、7年ぶり。日本勢2人のトップ3入りは同じく13年のダルビッシュと岩隈(マリナーズ、3位)以来で、受賞すれば、史上初の快挙となる。
今季のダルビッシュは12登板で8勝(3敗)を挙げて日本人初の最多勝タイトルを獲得。リーグ2位の防御率2・01、同4位の93奪三振をマークし、メジャー8年目で最も安定した投球を披露した。
昨オフにトレードでドジャースからツインズへ移籍した前田は11登板で6勝1敗、防御率2・70をマーク。WHIPは両リーグ1位の0・75を記録するなど、新天地でエース級の成績を残した。
ナ・リーグはダルビッシュのほか、バウアー(レッズ)とデグロム(メッツ)が、ア・リーグは前田のほか、ビーバー(インディアンス)と柳(ブルージェイズ)がファイナリストに名を連ねた。
各賞ファイナリストは以下のとおり。
▽サイ・ヤング賞
ナ・リーグ
ダルビッシュ(カブス)、バウアー(レッズ)、デグロム(メッツ)
ア・リーグ
前田(ツインズ)、ビーバー(インディアンス)、柳(ブルージェイズ)
▽MVP
ナ・リーグ
ベッツ(ドジャース)、フリーマン(ブレーブス)、マチャド(パドレス)
ア・リーグ
アブレイユ(ホワイトソックス)、ルメーヒュー(ヤンキース)、ラミレス(インディアンス)
▽新人王
ナ・リーグ
ボーム(フィリーズ)、クロネンワース(パドレス)、ウィリアムズ(ブルワーズ)
ア・リーグ
ハビア(アストロズ)、ルイス(マリナーズ)、ロバート(ホワイトソックス)
▽最優秀監督
ナ・リーグ
マティングリー(マーリンズ)、ロス(カブス)、ティングラー(パドレス)
ア・リーグ
キャッシュ(レイズ)、モントーヤ(ブルージェイズ)、レンテリア(ホワイトソックス)