昨季3A本塁打王クロン、日本球界入りへ 米紙報じる「日本へ向かっている」

 米大リーグ、ダイヤモンドバックスのケビン・クロン内野手(27)の保有権が日本球団に売却されようとしている、と10月31日(日本時間11月1日)、地元紙アリゾナ・リパブリックが報じた。同内野手は昨季、傘下3Aレノで82試合の出場でリーグ最多の38本塁打を記録。10月30日にリリースされており、同紙は「日本へ向かっている」とした。

 右投右打、一塁と三塁を守るクロンは14年ドラフトでダイヤモンドバックスから14巡目で指名されてプロ入り。19年5月にメジャーデビューを果たし、39試合で打率・211(71打数12安打)、6本塁打、16打点、長打率・521をマーク。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により60試合の短縮シーズンとなった今季は8試合、17打数無安打だった。

 メジャーでは思うような結果を残せなかったが、マイナーでは6シーズン通算で打率・280、151本塁打、525打点。196センチ、115キロの体躯を生かしたパワーが持ち味で、15年以降は5年連続で20本塁打をクリアし、昨季は3Aで82試合の出場で、打率・331、リーグ最多の38本塁打、105打点、OPS(出塁率プラス長打率)1・226を残した。

 父クリスは元メジャーリーガーで、兄C・Jは今季、タイガースでプレーした。

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