ドジャース、1勝3敗から大逆転ワールドシリーズ進出 筒香所属のレイズと激突

ブレーブス戦の7回、勝ち越し本塁打を放つドジャースのベリンジャー=アーリントン(ゲッティ=共同)
ブレーブス戦の7回、勝ち越し本塁打を放ちポラック(左)とタッチして喜ぶドジャースのベリンジャー=アーリントン(ゲッティ=共同)
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 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第7戦、ドジャース4-3ブレーブス」(18日、アーリントン)

 ドジャースが1勝3敗の崖っぷちから3連勝で2年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。昨季MVPのベリンジャーが同点の七回に元日本ハムのマーティンから決勝ソロ。20日(日本時間21日)から筒香所属のレイズと激突する。

 シリーズ3勝3敗で迎えた最終7戦は両軍ともに新人右腕を先発で起用した。先手を取ったのはブレーブス。初回、2者連続ストレート四球で不安定な立ち上がりを見せたメイから3番オズナが適時左前打を放ち、1点を先制。二回にはスワンソンが2番手右腕ゴンソリンの甘く入ったスライダーを左中間二階席へソロ本塁打。飛距離132メートルの豪快な一発でリードを広げた。

 1勝3敗から2連勝で勢いに乗るドジャースも意地を見せる。三回2死走者なしから3番ターナーが四球、マンシーの二塁打で二、三塁とし、スミスの2点右翼線二塁打で追いつく。

 一方、99年以来、21年ぶりのリーグ優勝を目指すブレーブスは同点の四回に先頭アルビーズが四球から二盗を決めて得点圏に。スワンソンの四球でチャンスを広げると、7番ライリーが適時中前打で勝ち越しに成功。なおも無死二、三塁の追加点の機会を得たがマーケイキスの三ゴロの当たりに三走スワンソンが三、本間で挟殺。さらに三進を狙った二走ライリーも憤死。走塁ミスで絶好機を逸した。

 ドジャースは五回の守備で右翼ベッツがフリーマンのホームラン性の当たりをジャンピングキャッチ。第6戦でも頭上を越えようとする打球をもぎ取っており、超美技で劣勢のチームを盛り立てると、六回に代打ヘルナンデスが同点ソロ。七回には2死走者なしの場面でベリンジャーがカウント2-2からマーティンが投じた8球目、真ん中に入った151キロシンカーを右翼席アッパーデッキへ勝ち越し弾を放った。

 ドジャースは2年ぶりのリーグ優勝。直近4シーズンで3度目のワールドシリーズ進出で88年以来、32年ぶりのチャンピオンに挑む。

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