アストロズ、史上2球団目の3連敗3連勝で逆王手 レイズ筒香は代打で右前打

アストロズ戦の2回、ベンチからグリエルの打席を見詰めるレイズ・筒香(中央)=サンディエゴ(共同)
レイズ戦の5回、アルテューベの適時二塁打で生還しチームメートに迎えられるアストロズのスプリンガー=サンディエゴ(共同)
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 「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第6戦、レイズ4ー7アストロズ」(16日、サンディエゴ)

 崖っぷちのアストロズが快勝でシリーズ3勝3敗とし、初優勝を成し遂げた17年以来、3年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出に逆王手をかけた。3連敗からの3連勝は04年ア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースを破ったレッドソックス以来、16年ぶり、史上2球団目の偉業。12年ぶりWS出場を目指すレイズの筒香嘉智内野手(28)は九回に代打で出場し、右前打を放った。

 前日のサヨナラ勝利の勢いに乗るアストロズは0-1の五回に4点を奪って逆転に成功。四球と単打で無死一、二塁の好機をつくり、四回まで1安打、2併殺に封じられていたエース左腕スネルを引きずり下ろす。9番マルドナドの犠打で1死二、三塁とし、スプリンガーの2点適時打で逆転すると、アルテューベ、ブラントリーにも適時打が飛び出し、3点をリードした。

 六回以降もタッカーのソロなどで加点し、試合の主導権を握る。投げては先発バルデスが6回、101球、3安打1失点、9奪三振の力投を見せ、4人の継投で逃げ切った。

 レイズは劣勢の中、七、八回にマーゴーの2打席連続弾で3点差に詰め寄るのがやっと。4-7の九回には筒香が代打で右前打を放って意地を見せたが、あと1本が出なかった。チームは3連勝からまさかの3連敗で12年ぶりワールドシリーズ進出を懸けて最終第7戦に臨む。

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