レイズ新人アロザレーナ PS5試合12安打はイチロー以来19年ぶりの快記録

 5回、アロザレーナ(右)に本塁打を許した田中(AP=共同)
レイズのアロザレーナ
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 「ア・リーグ地区シリーズ・第3戦、ヤンキース4-8レイズ」(7日、サンディエゴ)

 ヤンキースの先発、田中に引導を渡したのはレイズの新人アロザレーナだった。

 「3番・左翼」で出場し、初回の打席で二塁内野安打、続く三回は中前打。いずれも得点には結びつかなかったが、4-1の五回に先頭で初球のスライダーを完璧に捉えて左翼席へ。この一発で田中をマウンドから引きずり下ろし、チームを勢いづけた。

 キューバ出身の25歳はここまでポストシーズン全5試合で安打を放ち、この日の3安打で4試合連続マルチヒット。打率・600(20打数12安打)、3本塁打、4打点、8得点、OPS(出塁率・636+長打率1・250)は驚異の1・886だ。

 ポストシーズン(PS)初戦から5試合で12安打はメジャー記録に1本届かなかったが、球団史上最多。メジャーでは2001年にイチロー(マリナーズ)が記録して以来、19年ぶりの快記録だ。5試合の塁打数25はこの日、PS史上初めて開幕から5試合連続本塁打をマークしたヤンキースのスタントンと並ぶ最多記録となる。

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