マー君 5回途中5失点で負け投手 ヤンキースは崖っぷち

 「ア・リーグ地区シリーズ・第3戦、ヤンキース4-8レイズ」(7日、サンディエゴ)

 ヤンキースの田中将大投手(31)は2本の本塁打を許すなど、5回途中8安打5失点で負け投手となった。チームは連敗でシリーズ1勝2敗となり、背水の陣で8日の第4戦に臨む。

 前回登板の9月30日のインディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦で5回途中、プレーオフ自己最多の6失点を記録した田中が再びKOされた。

 痛恨の1球は同点の四回だ。無死一、二塁のピンチの場面で8番キーアマイアーへの初球、高めに浮いた124キロ変化球を右翼席へ運ばれた。不運だったのは、直前の打者にカウント3-2から投じた内角低めコーナーぎりぎりに入ったスライダーをボールと判定されたこと。一走はスタートを切っており、ストライクの場合は捕手ヒガシオカの完璧送球で三振ゲッツーが成立していたとあって、マウンド上の田中は信じられないという表情を見せた。

 四回が終わって72球。3点を追う展開で五回のマウンドも任された田中だったが、同シリーズ10打数7安打と絶好調の新人アロザレーナに初球を左越えソロ被弾。すかさずブーン監督がベンチから飛び出し、降板を告げた。

 前回登板の反省から投球フォームを昨季まで採用していたノーワインドアップに戻し、手応えをもって臨んだマウンド。しかし、本来の力を出し切れず、悔しい敗戦となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス