ブルージェイズ山口が3被弾 風などチェック「感覚つかんだ」

 「オープン戦、フィリーズ5-3ブルージェイズ」(5日、クリアウオーター)

 ブルージェイズの山口俊投手(32)はフィリーズ戦で2-1の三回から2番手で登板し、2回1/3で3本塁打を含む5安打4失点だった。

 風に乗った打球が次々と外野フェンスを越えた。山口は2018年以来という救援登板で3被弾。「打ち取ったと思う打球が(外野席に)入っていた。こういう風の強い場所でやることもあるだろうし、いろいろ含めてやっていかないと」と課題を口にした。

 三回は併殺打を打たせるなど上々の出だしだったが、2イニング目の先頭ホスキンスに客席に運ばれると、続く五回にも先頭に本塁打された後、通算219本塁打のハーパーに逆方向へ2ラン。「芯を外すだけじゃなくて体勢を崩すなり、いろいろ考えないといけない」と振り返った。

 散々な結果の一方で収穫もあった。自分の思うような投球が増えたことで「あんまり悪いと思っていない。感覚をつかんだというか、次につながる打たれ方」と思いのほか表情は暗くなかった。

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