マエケン、ツインズ移籍消滅していない 公式サイト伝える
ドジャースの前田健太投手(31)が含まれたツインズ、レッドソックスによる三角トレードに関して大リーグ公式サイトは8日(日本時間9日)、3球団による交渉が不成立になった場合でもドジャースとツインズ間のトレードで前田が移籍する可能性を伝えた。
4日(同5日)に複数の米メディアが伝えた3球団によるトレードは、ドジャースがレッドソックスから18年MVPのムーキー・ベッツ外野手(27)と通算150勝左腕のデービッド・プライス投手(34)を獲得し、引き換えにアレックス・バーデューゴ外野手(23)とツインズから得た若手有望株のブラスダー・グラテロル投手(19)をレッドソックスへ放出するというもの。しかし、レッドソックスがグラテロルの過去の故障歴を問題視し、さらなる若手有望株を要求したところ、ツインズ側が拒否したため、同サイトは「レッドソックスとドジャースに加わらない可能性は高まっている」と伝えた。
同サイトが情報筋の話として伝えたところによると、3球団は8日午後にトレード成立に向けて電話による交渉を一時中断もありながら行ってきたが、、同日夜にツインズが三角トレードに加わらないことになったという。ただ、ツインズは前田獲得を断念していないようで「先発ローテーションに右腕のケンタ・マエダを加えるためにドジャースと個別でトレードする可能性は十分にある」と報じた。
前田は15年オフに広島からドジャースへ移籍。契約金100万ドル(約1億1000万円)を含む8年2500万ドル(約27億5000万円)で合意。メジャー4年の通算成績は47勝35敗6セーブ、防御率3・87。先発としてだけでなく、リリーフとしても好成績を残し、17、18年のワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
複数の米メディアはここまで前田のツインズ移籍についてチームは地区連覇に向けて「格安の即戦力」を獲得したと高く評価。先発3、4番手を予想している。