マエケン「実力で打っているバッターもいる」サイン盗み問題で打者擁護も

 大リーグ・ドジャースの前田健太投手(31)が17日、都内で自主トレを公開し、米球界のサイン盗み問題について初言及した。不正行為の排除を歓迎しつつ、野手や解任となった監督に同情的な思いも吐露。またレッズに加入した同世代の秋山翔吾外野手(31)には早くも揺さぶりを仕掛けるなど、グラウンドでの戦いに視線を向けた。

 慎重に言葉を選んだ。現地で大騒動となっている問題について、徹底的に不正を排除しようとするMLBの姿勢は歓迎した前田。「投手としてはうれしい。サインがばれたら打たれる確率は上がりますし」とうなずいた。

 一方で世界最高峰での真剣勝負に疑惑の目が向けられる状況に、「実力で打っているバッターもいる」と擁護。昨年11月に就任したメッツのベルトラン監督を含め、3人の監督が解任されており「(就任して)これからという時に…」と、苦笑いを浮かべた。

 17年にワールドシリーズを制したアストロズが電子機器を使ってサインを盗み、ベンチからバットケースやゴミ箱をたたくなどして伝達していたという問題。右腕は同シリーズ第5戦で登板し、アルトゥーベに痛恨の同点3ランを被弾した。

 “被害者”となっている可能性もあるが、「ラテン系の選手はたたいたり口笛したり、日頃からやるから気づかない。日本でいきなり口笛したら怪しいとなりますけど」と当時を振り返った。アルトゥーベについても「本人にしか分からない。いいバッターなのは事実」と、批判的な意見は避けた。

 自身は今季、先発としてローテを守り続けることが目標。これまで通りの姿勢を強調し「僕たちが何か変わるわけではないので」と、前だけを向いた。

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