MLBサイン盗み対抗策 現役メジャー投手が珍提案「サイン出すな」

 大リーグのサイン盗み疑惑が大きな波紋を広げている。発端は米スポーツサイト「ジ・アスレチックス」による12日(日本時間13日)の報道だ。17年のアストロズ世界一メンバーで現在はアスレチックスに所属するマイク・ファイアーズ投手らが、当時のチームは中堅からカメラを使って敵軍バッテリーのサインを盗んでいたと衝撃の告白。さらにカージナルスの担当記者が自身のツイッターで複数の選手の話としてサイン盗みはアストロズだけでなく、ブルワーズとレンジャーズも行っていたとつぶやくと、別の米スポーツサイト「ブリ-チャーネイションズ」がブルワーズの主砲イエリチがカブスのダルビッシュと対戦した際の動画を投稿し、物議を醸した。

 この動画に関してダルビッシュが自身のツイッターで解説すると、イエリチがすかさず噛みつくなど、2人のやり取りが話題になる一方で、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は、大リーグ機構がアストロズだけでなく、昨季の覇者レッドソックスの調査も行っていると報道。事態は沈静化するどころか、時間の経過とともに拡大する一方だ。

 そんな中、パイレーツの先発投手、トレバー・ウィリアムズは自身のツイッターで珍提案を投稿した。「サイン盗みに対抗する一番いい方法はサインを出さないことだ。絶対に」とつぶやき、「試合のスピードアップにもなる」と大リーグ機構の懸案事項の解決にもつながるとした。18年に14勝を挙げている右腕は「みんなが次の球種を予測するようになる。ファンはチェンジアップが来ると考え、捕手は速球を願い、僕はスライダーを投げたいと考える」と、新しい野球の楽しみ方が生まれる可能性についてもつづった。

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