メジャー8失点KO投手、怒りの中越え114メートル大遠投 動画再生250万回突破
「ロイヤルズ9-6インディアンス」(28日、カンザスシティー)
インディアンスのトレバー・バウアー投手が5回途中8失点(7自責)で8敗目(9勝)を喫した。降板直前にはマウンド上からセンター方向へ114メートルを超える大遠投で怒りを爆発。中継局のFOXスポーツ・カンザスシティーが投稿した“奇行動画”が250万回再生を突破するなど、野球ファンに衝撃を与えている。
2点リードの五回に4点を失い、シーズン10勝目の権利を失ったバウアーが暴挙に出た。マウンド上から球審に新球を要求して受け取ると、グローブに入れていた使用球を突然、センター方向へ向かって大遠投を敢行。大リーグ公式サイトによると、ボールは375フィート(約114・3メートル)先の中堅フェンスを越えたという。想像を絶する行動に味方内野陣も一瞬、身構えるほどだった。
怒りの1球で落ち着いたのか、投手交代を告げるためマウンドにやってきたフランコナ監督に向かって申し訳なかったと言わんばかりのジェスチャーを見せたバウアー。試合後は報道陣の質問を受ける前には「まず自分のチームメート、首脳陣、球団、そしてファンの皆様に対し、今日、僕が取った行動を心から謝罪したい。不適切であり、幼稚でプロとしてふさわしくないものだった」と反省の弁を述べたという。
大リーグでは1991年にレッズの中継ぎロブ・ディブルが中堅席へボールを投げ入れた後、4試合の出場停止処分を受けたという。