エンゼルス監督、選手急死に涙止まらず 主砲トラウトは顔を覆う

 スカッグスの訃報に悲痛な表情を見せる(左から)オースマス監督、エプラーGM、モレノ球団オーナー(撮影・小林信行)
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 「レンジャーズ-エンゼルス」(2日、アーリントン)

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスのタイラー・スカッグス投手(享年27)の急死から一夜明けた2日(日本時間3日)、アート・モレノ球団オーナー、ビリー・エプラー・ゼネラルマネジャー(GM)、ブラッド・オースマス監督、ジョン・カルピーノ球団社長が遠征先のテキサス州アーリントンのレンジャーズ・ボールパークで会見し、沈痛な面持ちで故人を悼んだ。会見場には大谷やトラウトら選手や球団関係者も姿を見せた。

 「昨日、私たちは家族の一人を失いました」。会見冒頭のあいさつ。エプラーGMの声が震えていた。大谷ら同僚と会見場に姿を見せた主砲のトラウトは涙を見せまいと着ていた上着のフードで顔を覆った。選手や球団関係者、報道陣など、およそ100人が共有する空間が悲しみに包まれた。

 おえつを漏らし、涙を流したのはオースマス監督だ。訃報を受けた後、チーム全体で2、3回集会を開いたことを明かし、「選手たちがタイラーの話をしてくれた。彼がふざけてやった笑い話や、彼が好きだった音楽の話、…」と言った後、言葉に詰まり、声を絞り出すように「そういう話ができてよかった」と言って、何度も涙をぬぐった。

 チームはこの日のレンジャーズ戦はスカッグスの死によって空いたベンチ登録25人枠を埋めず、選手と首脳陣は同投手の背番号「45」のパッチをユニホームに着けてプレーする。

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