マー君本拠地初完封10Kで飾る 13年日本S以来登場曲「あとひとつ」流れた

 「ヤンキース3-0レイズ」(17日、ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(30)がレイズ戦で今季初完封を飾った。2安打10三振1四球で、5勝目を挙げた。

 田中が九回のマウンドへ向かうとヤンキースファンから歓声がわき起こった。場内には楽天で日本一に輝いた2013年の日本シリーズ第7戦以来となる登場曲「あとひとつ」が流れた。最後の打者を打ち取ると、本拠地初完封に両手を上げて表情を緩め「なかなかそういうチャンスはないから、ものにできて良かった」と充実感に浸った。

 最後まで危なげなかった。高低、左右への制球が抜群で、的を絞らせない。許した走者は単打2本と四球による3人だけで、二塁を踏ませなかった。「全ての球種をうまく効果的に使うことができた」と誇った。

 今季は武器のスプリットの感覚を失い、試行錯誤が続く。この日は高めの速球を生かしつつスライダーで空振りを取るなど、今季初の2桁奪三振。打者の狙いを見抜いて、同じ球種でも速度や変化を自在に操る。「いろいろな経験をしたゆえに、そういう投球ができている」と自尊心をにじませる。

 前回の完封劇も同じレイズが相手で、首位攻防の初戦で最高の結果を出した。ブーン監督は「大きなパフォーマンスをしてくれた」と手放しで喜んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス