大谷 雄星とのメジャー初対決持ち越し エ軍監督「日本の野球ファンにごめんね」

 「マリナーズ3-9エンゼルス」(30日、シアトル)

 試合開始5時間前に発表されたエンゼルスのスタメンに大谷の名前はなかった。母校・花巻東の先輩でもあるマリナーズ・菊池とのメジャー初対決。日本だけでなく、米国の報道陣も注目した勝負は実現することはなかった。

 試合前のエ軍監督室。オースマス監督を問い詰めたのは地元紙の記者たちだった。矢継ぎ早の質問に「左投手の時に休ませるつもりだった」と指揮官。同4連戦でマ軍は菊池を含め、3人の左投手を先発させる。「なぜ今日なのか?」とのツッコミに、「3人の対左打者の成績を見て決めた」と説明した。

 両軍は同じア・リーグ西地区に所属。今季は3カード9試合が残されてるとあって「いずれ2人は対戦する可能性は高い」と指揮官。最後は「日本の野球ファンは僕のことが好きじゃないよね。ごめんねって伝えといて」と言って笑いを誘った。

 試合前にキャッチボールを行い、右肘手術後最長となる135フィート(約41メートル)を投げた大谷は代打に備えて待機したが、出番なし。7試合ぶりの“休養日”となった。

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