大谷「今日につながるアウトだった」復帰後2度目のマルチ安打 前夜の左飛で好感触

 「オリオールズ2-7エンゼルス」(11日、ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、5打数2安打1打点、1得点だった。復帰後2度目のマルチ安打で打率を・190(21打数4安打)。チームは快勝で3連勝。借金返済まで1とした。

 9日のタイガース戦以来、2試合ぶりの1試合2安打。アウトになった3打席を含め、すべて角度のついた打球を放った大谷は「最初の打席から感じはよかったかなと思う」と振り返った。

 九回1死二塁の好機には中継ぎ右腕がカウント3-1から投じた内角低めの138キロチェンジアップを右前へ運ぶダメ押しの適時打。「何も(ヤマを)張ってないですね。来た球をしっかり打ちたいなとは思っていたので。いい時っていうのはああいうふうにしっかり反応できたりとか、ファウルにしないでしっかりヒットゾーンに飛ばすことができたりとかするので、いい傾向かなと思います」と話した。

 大谷によれば、打撃感覚のよさを感じたのは前日の試合、左飛に倒れた九回の打席だったという。復帰後19打席目で初のフライアウト。「なかなかいい感じの打席だった。アウトにはなりましたけど、今日につながるアウトだったと思います」と話した。

 復帰後初安打を記録した9日の試合後、大谷は「悪くはないですけど、もうちょっと角度がつけばもっとよかった」と、物足りなさを口にした。その言葉を体現するかのように前日の九回の打席からこの日まで6打席すべての打球がライナー性、またはフライになっている。

 「フライを打ちたいからフライを打ちに行くというわけではなくて、いい打ち方をしていたらフライが打てる。それが昨日の最後の時はできて、それ以外はできてなかっただけなので、その感覚を打席の中でしっかり出していけば、今日みたいな角度のついた打球、もうちょっと角度がついた打球がどんどん打てるんじゃないかなと思います」

 試合後はクラブハウス内のパソコンの前に座り、自身の打席の映像をチェックした。失敗を失敗のままで終わらせない。復帰から5試合、24打席。大谷が打席を重ねるたびに確かな手ごたえをつかんでいる。

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