イチロー開幕戦へ「これはもう大変大きなギフト…一瞬一瞬を刻み込みたい」

会見するマリナーズ・イチロー=東京ドームホテル(撮影・棚橋慶太)
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 20、21日に東京ドームで開幕戦を戦う米大リーグのマリナーズが16日、都内のホテルで来日会見に臨んだ。

 スコット・サービス監督、菊池雄星投手とともに出席したイチロー外野手の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 (冒頭)「早く時差ぼけをなくして、チームメートも観光気分をなくして、みんなで頑張っていきたいと思います」

 -改めて、日本で開幕戦を迎える心境は。

 「まず、マイナー契約で始まって、この東京ドームのフィールドに立つことは簡単なことではなかった。このチャンスをいただいたことを大変感謝しています。ただ、去年の春からブランクもありまして、なかなか自分の思うような結果はキャンプでは全く出せなかった。ただ、過去の経験から、2004年の後、262安打を打った翌年ですね。2005年のキャンプでは毎試合毎試合ヒットを打ったが、始まってみれば大変苦しんだシーズンになった。一方で春から20何打席ノーヒットで迎えた春のキャンプがあった。この年は200安打を達成して、自分としてはいい年になった経験もあるので。そういった経験を生かして、春に起こることはいろいろあるので、場所は変わって大好きな日本でプレーするということで、気持ちもまったく変わるし、何か自分の持てる技術、見せたいと思っています」

 -キャンプ、オープン戦から菊池投手の背中を見てきたと思うが、改めて期待するところは。

 「背中だけでなくて、前側も見てきましたから。結構見てきたと思うけど。どの選手にも言えるが、まず3年しっかり結果を残して、そこでエースになってもらう。ここからだと思いますね。今年当然、頑張るわけですけど。その年のエースというのは毎年生まれるものですけど。3年やって、しっかりそのチームのエースになることはなかなかできることではない。彼の場合は、その力が十分にあるということをみんな感じていると思うので、しっかりと3年、結果を残してほしいと思います」

 -前回の来日の時の体験も踏まえて、時差ぼけ対策は

 「何も考えてないです。考えてもできないので。19年目ですけど、時差は慣れないです。なので、飛行機の中や着いてからの過ごし方、テクニカルなことはあるが、それでも難しいですね。時差には結局いまだに慣れず、記者からの質問にも慣れず、アメリカ人のいい加減さにもいまだに慣れていない感じです」

 -前回のこの機会が最後になるかもしれないという気持ちがあったと思うが、7年後、同じ場所で同じユニホームでプレーする気持ちは。

 「これはもう、大変大きなギフトなので。どの一瞬も大切にして、1週間後は、この時間を振り返ることになるわけですから、一瞬一瞬を刻み込みたいと思っています」

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