レッドソックス、七回にモアランドの代打弾で1点差に迫る
「ワールドシリーズ・第4戦、ドジャース-レッドソックス」(27日、ロサンゼルス)
レッドソックスが0-4の七回に代打モアランドの3ランで1点差に迫った。
右翼を守るドジャースのプイグが一歩も動くことなく、両手で頭を抱えた。4点を追うレッドソックスの七回の攻撃。2死一、二塁の好機に代打モアランドが3番手右腕マドソンの初球、チェンジアップを読み切り、右翼席上段へ運ぶ特大アーチ。飛距離133メートルの豪快弾で1点差に詰め寄った。コーラ監督の采配が的中した。
前日の第3戦はシリーズ史上最長となる延長十八回、7時間20分の死闘。劇的サヨナラ勝ちでシリーズ1勝目を挙げたドジャースは38歳左腕のヒルが先発し、連勝を狙った。一方のレッドソックスは第3戦の五回に登板した中継ぎ左腕ロドリゲスを登板間隔0日で先発のマウンドに送った。
五回まで両軍合わせて3安打の投手戦。試合が動いたのは六回だ。先頭フリーズが死球で出塁し、1死後にターナーが左翼線二塁打でこの日初めて得点圏に走者を進める。4番マチャドが敬遠四球で1死満塁。続くベリンジャーの当たりは一塁手正面のゴロ。一-捕-一の併殺打かと思われたが、本封後の捕手が一塁へ送球が大きくそれて二塁走者が生還した。
先制点で流れを呼び込んだドジャースは2死一、三塁からプイグが左翼席へ豪快に運ぶ3ラン。一気に4点を失ったロドリゲスはマウンド上でグラブをたたきつけて悔しさをあらわにした。





