大谷、最終戦最終打席で中前打 劇的サヨナラ勝利呼び込む
「エンゼルス5-4アスレチックス」(30日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は今季最終戦に「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打1得点だった。打率は・285。九回にサヨナラ勝利を呼び込む中前打を放った。
5試合ぶりに3番で起用された大谷が快音を響かせたのは2点を追う九回だ。3打席無安打で迎えた第4打席。7番手右腕ハッチャーにカウント2-1と追い込まれながら高めに浮いた151キロ速球を中前へ弾き返した。続くマルテの左翼線二塁打でホームイン。最後はウォードの劇的2ランでサヨナラ勝ち。満面笑みでベンチから飛び出し、仲間たちと勝利の喜びを分かち合った。
この日は24試合連続スタメン出場。初回1死三塁の好機は左腕アンダーソンの初球、内寄り145キロシンカーを積極的に打って出たが、左飛だった。
三回1死一塁の打席はツーボールから3球目、内寄り142キロを鋭く振り抜くと、時速177キロのライナー性の打球が相手投手の臀部を直撃。打球を拾った一塁手が二塁へ送球して封殺した。
2-4の六回は4番手左腕バクタ-に空振り三振。カウント1-2から外角低めのワンバウンドになるカーブにバットを止めることができなかった。
メジャー1年目の今季は打者で104試合に出場し、打率・285、22本塁打、61打点。投手として10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31だった。6月と9月に右肘内側側副靭帯に損傷が見つかり、10月第1週に再建手術を受けることが決まっている。