大谷「理想は全部ホームラン」残り2試合全勝で新人王争いラストスパート

アスレチックス戦の3回、右翼線二塁打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス8-5アスレチックス」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「4番・指名打者」で出場し、3打数3安打2打点。今季4度目の1試合3安打で打率は・289。二回に出塁した際には10盗塁目となる三盗を決め、メジャー史上初めて「20本塁打、10盗塁、10登板」を記録した選手となった。チームは4連勝を飾った。

 二回の第1打席はカウント2-2と追い込まれながら左前打。三回は初球の内角球を鋭く振り抜いて右翼線二塁打。五回は1死一、三塁の場面で初対戦のダルの初球を左犠飛。シーズン60打点目をマークした。七回1死一、三塁の好機は左腕投手が8球連続で投じたカーブをファウルでしのいで投手左へ適時内野安打。

 持ち味のスピードと巧みなバットさばきで5日のレンジャーズ戦以来となる1試合3安打をマークした大谷は「無駄なく得点できてよかったかなと思います」と満足感を漂わせた。

 大混戦が予想される新人王争い。残りは2試合だ。「理想的な終わり方とは?」との問いかけには大谷は「理想的なのはやっぱり」と言ってから「全部ホームランを打てば、それが一番勝ちにつながるんじゃないかなと思いますけど」。頭の中にあるのは個人タイトルではなく、チームの勝利。真っすぐと正面を見据え、表情を変えることなく、そう答えた。

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