大谷、ゴジラ以来の20号含む2安打 3戦ぶり21度目マルチ安打

マリナーズ戦の1回、20号本塁打を放ち、ベンチ前で声を上げるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス5-6マリナーズ」(15日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「4番・指名打者」で出場し、六回までに20号ソロを含む2安打を放ち、シーズン21度目のマルチヒットを記録した。日本人選手の年間20本塁打はヤンキースなどでプレーした松井秀喜以来、史上2人目となる。

 節目の1本は2点リードの一回に飛び出した。初対決の右腕ラミレスに対し、カウント3-1からの5球目、ほぼ真ん中の143キロツーシームを中越えへ運んだ。7日のホワイトソックス戦以来、8試合ぶりの一発となった。

 三回2死一塁の場面は見逃し三振。フルカウントから外角いっぱい、バックドアの137キロカットボールを見送り、7試合連続となる三振を喫した。

 2つ目の快音は4-3の六回無死二塁の好機だ。ワンボールから2番手フェスタが投じた内角低めの138キロスライダーを鋭く振り抜き、時速175キロの強烈な打球で右前へ運んだ。ホームを狙った二走トラウトはきわどいタイミングでアウトになったが、大谷は3戦ぶりシーズン21度目のマルチ安打をマークした。

 チームが八回に逆転され、2点ビハインドで迎えた九回先頭の打席は空振り三振に倒れた。この回、アップトンの2本目の本塁打で1点差に迫ったが、後続が倒れ、エンゼルスは3連敗を喫した。

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