大谷、二塁まで7・99秒 前日に右脚負傷も快足披露し自己最長7戦連続安打

 「ホワイトソックス0-1エンゼルス」(9日、シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「4番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球。メジャー自己記録を更新する7試合連続安打で打率を・291とした。チームは接戦をものにして4連勝を飾った。

 大谷が持ち味の快足を披露したのは八回だ。カウント0-2から中継ぎ右腕ミナヤの外寄り低めのチェンジアップにバットを合わせ、右中間へ。前日の試合で本塁上で相手選手と交錯し、右膝付近を打撲したが、次の塁を果敢に狙った。右翼手の肩とのスピード勝負。右脚を懸命に伸ばして滑り込み、二塁を陥れた。

 MLB解析システム「スタットキャスト」によると、大谷が打ってから二塁到達までの時間は7・99秒。敵軍右翼コードウェルは「自分としては打球に対してかなり素早く動けたし、いい送球ができた。僕の角度からだとアウトにできると思ったけど、相手は速かった。打撃も走塁もすごい」と感嘆の声を上げた。

 この日は午後1時11分開始のデーゲーム。八回の打席はマウンドに日が当たり、打席に陰ができる打者にとっては難しい条件だった。相手の決め球に崩されそうになりながらとらえた、技ありの一打だった。

 7試合連続安打は移籍後自己最長。8月18日以降の50打席の打率は・429(42打数18安打)と好調を維持している。残り19試合。シーズン打率3割&20本塁打は決して不可能な数字ではなくなってきた。

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