マエケン 土壇場の大谷劇場にぼう然 6勝目消滅

ドジャースに逆転サヨナラ勝ちし、歓喜の輪に加わるエンゼルス・大谷(中央奥)=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス3-2ドジャース」(7日、アナハイム)

 ドジャース・前田健太投手(30)が、エンゼルス・大谷翔平投手(24)とメジャー初対決。2打数無安打と完璧に封じ、六回途中1失点で6勝目の権利を得て降板した。

 だが、九回2死無走者から、大谷が四球を選んで出塁し、さらに二盗に成功。逆転サヨナラ劇を呼び込み、前田の白星は消滅した。

 ぼう然とグラウンドを見つめていた。九回2死無走者。ベンチの前田は守護神ジャンセンに声援を送っていたが、大谷が粘って四球を選んで出塁。さらに次打者フレッチャーの初球に二盗に成功し、悪送球で一気に三進。フレッチャーの左前適時打で、大谷がホームを駆け抜けた。

 この時点で、前田の6勝目は消滅。さらに、キンズラーの一打と失策が重なり、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。

 大谷との直接対決では先輩の貫禄を示していた。第1打席は直球2球で追い込み、チェンジアップで空振り三振。第2打席も変化球を意識させ、4球目の内角150キロ直球で遊飛に打ち取った。だが、ほぼ手中に収めていた白星を後輩に奪い取られる格好となった。

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