大谷 初「2番」で4試合連続安打 つなぎの打撃で“大谷シフト”破る
「エンゼルス3-5アストロズ」(15日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)はアストロズ戦に「2番・DH」でフル出場し、4打数1安打で4試合連続安打とした。2番が指定席のトラウトが休養を与えられた1番打者の代役を務めたため、メジャー初の2番での先発が実現した。
「いい打者に挟まれてるので(前後の打者に)気持ちよく打ってもらえるようにつなげれば、と」。大谷が意識したのは“つなぎの打撃”だった。
相手先発はリーグ1位の奪三振率13・66を誇るコール。2打席無安打で迎えた五回2死一塁、内角134キロカーブを右前へ運んだ。「いい感じで打てた」。内野陣が右に寄る“大谷シフト”を破った会心の一打だったが、試合後は「素晴らしい投手。打ち崩すのは難しい」と相手を称えた。
試合前打撃練習中、敵のエース格バーランダーと主砲アルテューベからあいさつを受けたのはその実力を認められている証しだ。前者とは16日に初対戦の予定。「トップクラス。投手が目指すべき球を投げる。楽しみです」。23歳が新たな戦いを前に心を躍らせた。