大谷、勲章11K 5連続含む“ショウ・タイム” 球団新デビュー6戦43K

 「エンゼルス2ー1ツインズ」(13日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が13日(日本時間14日)、ツインズ戦で七回途中3安打1失点、11奪三振と好投した。2番手投手が同点に追いつかれて4勝目はならなかったが、本拠地を熱くしたメジャー自己最多の103球だった。

 雄たけびを上げ、右手で激しくグラブを叩いた。この日唯一のピンチとなった六回2死三塁。4番打者を143キロスプリットで斬った瞬間、マウンド上で大谷が感情を爆発させた。

 初回から三振を量産した。5者連続を含む11奪三振。許した3安打はすべて単打だった。「しっかり三振を取るところで取れた。安打の打球も打ち取ってる打球。いいところに攻められた」。渡米後最多の103球。“ショウ・タイム”の異名にふさわしい圧巻の投球だった。

 デビューから6試合での計43奪三振は球団最多。4月8日のアスレチックス戦では12奪三振を記録しており、同6試合で2度の11奪三振以上はメジャー史上3人目、ア・リーグでは初の快挙だ。

 1-0の七回1死から四球を出したところでお役御免。交代を告げるためにマウンドに向かったソーシア監督に対し、地元ファンはブーイングで抗議。一転、スタンディングオベーションで称えられた大谷だったが、「やっぱり悔しい気持ちの方が強かった。いい降り方ではなかった」と話し、連打を浴びて同点にされた2番手投手をかばった。

 この日の配球の内訳は直球43球、スライダー23球、スプリット20球、カーブ17球。すべての球種を駆使して打者をほんろうした。「(自身の)打撃もそうですけど、日に日によくなっている。それを実感できる日がすごく多い」。二刀流が成長の歩みを止めることはない。

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