大谷 「マックスまではいってない」左足首テーピングで激走
「エンゼルス10ー7オリオールズ」(2日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「5番・指名打者」で出場し、4打数無安打1得点。連続安打試合は4で止まったが、チームは連勝してア・リーグ西地区2位に浮上した。打率は・308(52打数16安打)。同僚のプホルスは初回の勝ち越し5号ソロを含む2安打でメジャー通算3000安打にあと2本とした。
左足首捻挫から復帰した前日に続いて2試合連続のスタメン出場。大谷が激走を見せたのは四回だ。一失で出塁した後、続くシモンズのレフトの左へ落ちる打球を頭から飛び込んだ左翼手が後逸。打球の行方を見て一気に三塁を蹴った。最後は本塁へ足から滑り込んでホームインした。
この日も足首をテーピングで固定してプレー。試合後の会見では「それなりにしっかり走れたんじゃないかな」と言いかけた後、「というか、マックスまではいってないんですけど、還って来れてよかったなと思ってます」。滑り込みに関しては「指示は出てました。タイミングも微妙かなと思ってましたが、案外普通に入ってこれたので良かったと思います」と振り返った。
まだ100%ではないながらも五回と七回の内野ゴロでは一塁を駆け抜け、全力を尽くす姿勢を見せた。ソーシア監督も「いい走りだった」と評価した。
この日の試合前にはア・リーグの4月の月間最優秀新人に選出された。「すごく光栄です。まだ始まったばかりですけど、いいスタートを切れたのは良かったんじゃないかなと思います」と話した。