「打者大谷」に朗報 エンゼル・スタジアム右翼フェンス3メートル低くなる

 「エンゼルス春季キャンプ」(20日、テンピ)

 大谷翔平投手(23)が所属するエンゼルスは20日(日本時間21日)、本拠地エンゼル・スタジアムの高さ18フィート(約5・4メートル)の右翼フェンスに、左翼フェンスと同じ8フィート(約2・4メートル)の高さの本塁打境界線を引くと発表した。

 本拠地の右翼フェンスの高さが3メートルも低くなる。昨季までのルールでは右翼壁の上に設置されている電光掲示板を越えなければ本塁打にならなかったが、今季からは左翼壁と同じ高さに統一。左打ちの「打者大谷」にとっては朗報と言っていい。

 しかし、大谷は「あんまり関係ないかなと思います」と淡々。「本塁打になる打球は本塁打になると思っているので意識せずにやりたい」。逆に「投手大谷」にとっては不利に働く可能性があるが、「基本的に変わらない」と動じず。球団広報部は「今回の決定は以前から話し合われてきた。大谷の入団が理由ではない」と説明した。

 この日の大谷は初めてヘルメットと防具を着けて打席に入り、味方投手が投げる“生きた球”を体感した。計10球、投球動作に合わせてタイミングを取り、スイングすることなく目慣らし。「いい練習になる。もっともっと実戦を踏んで状態を上げられれば」と話した。

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