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大谷の二刀流をメジャーでいかに実現させるか マッケイとB・ルースの場合

 日本ハム・大谷
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 日本ハムの大谷翔平投手(23)のポスティングシステムによるメジャー挑戦が10日、球団から容認されたが、大リーグ公式サイトは9日(日本時間10日)、今オフの主要FA選手の一人に同投手を挙げ、移籍先をレイズと予想した。同サイトではFA選手の交渉が解禁になった6日にも同じ趣旨の特集記事を掲載し、元メッツGMの解説者、ジム・デュケット氏がヤンキースを移籍先に挙げたが、今回はコラムニストでもあるカストロビンス記者によるものだった。

 同記者が海外選手との契約に使える余剰金が44万500ドル(約5千万円)しか残されていないレイズを予想した理由は、今年5月のドラフトで1巡目、全体4位で指名した二刀流選手ブレンダン・マッケイの存在だ。ルイビル大出身の同選手は入団後、先発、一塁、指名打者を兼任。まだマイナーでしかプレー経験はないが、球団がすでに二刀流選手の起用を実践しているというわけだ。

 今季の起用法に関しては米野球専門誌ベースボール・アメリカ電子版が詳細を記している。同選手が日曜日に先発した場合、翌日は指名打者で、火曜日は一塁で出場。水曜日はブルペンで投球練習をするだけの“休養日”にあて、木曜日に指名打者、金、土曜日に一塁。中6日で先発のマウンドに立つという流れになっている。

 ただし、プロ1年目の今季は1Aのショートシーズンだったため、プレー期間は7月から9月の約2カ月間だけ。投手としては6試合、20イニングを投げて1勝0敗、防御率1・80。打者としては36試合、打率・232(125打数29安打)、4本塁打、22打点の成績を残した。

 では、元祖・二刀流のベーブ・ルースはどうだったか。同選手が二刀流で活躍したのはヤンキースへトレードされる前のレッドソックス時代。Baseball-reference.comにはメジャーデビューした1914年から登板、打撃成績が記されているが、それはア・リーグが指名打者制を採用し始める73年前だったため。実際に投手と野手を両立していたのは1918、19年の2シーズンとなる。

 1918年の出場記録を見ると、4月は4試合に先発し、3試合の完投を含む35イニングを投げて3勝1敗、防御率2・31の好成績を残すも野手としての出場はなく、登板間に代打で2試合に出場しただけ。リアル二刀流は5月以降で、5月4日に「9番・投手」で先発完投した後、6日の試合で「6番・一塁」、7、8日は「4番・一塁」でいずれもフル出場。中4日の登板間隔で9日「4番・投手」で先発し、翌日に「4番・左翼」でプレーしている。

 結局、そのシーズンは投手として20試合(先発19試合)、166回1/3を投げて13勝7敗、防御率2・22。打者としては打率・300(317打数95安打)、11本塁打、61打点。チームをワールドチャンピオンに導いている。

 ヤンキースへトレードされる前年の1919年は、開幕から1カ月は打者に専念したため、投手として17試合(先発15試合)、133回1/3を投げ、9勝5敗、防御率2・97。打撃成績は打率・322(432打数139安打)、29本塁打、113打点だった。

 『ベーブ・ルースの再来』として大きな注目を集める大谷が選ぶ球団はどこか、そして、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、夢は膨らむばかりだ。

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