仰天の24球連続カーブ ダルビッシュと投げ合う右腕は強心臓の持ち主

 球宴でダルビッシュ(左)にカーブの握りを教えるマクラーズ(7月11日撮影)
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 「ワールドシリーズ・第3戦、アストロズ-ドジャース」(27日、ヒューストン)

 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)がシリーズ1勝1敗で迎える第3戦(日本時間午前9時20分開始)に先発する。ワールドシリーズの舞台に初めて立つ右腕と投げ合うのがアストロズのランス・マクラーズ(24)だ。

 メジャー3年目の今季は22試合に先発し、7勝4敗、防御率4・25。年俸54万8千ドル(約6000万円)の右腕の最大の武器は130キロ台のカーブだ。21日に行われたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ最終第7戦では“第2先発”として4-0の六回から登板し、4イニングを1安打無失点。最後の2イニングは打者6人に24球連続でカーブを投げ込む大胆な配球でア・リーグ本塁打王のジャッジらから4三振を奪い、球団12年ぶりのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。

 前日の記者会見でも24球連続カーブが話題に。質問を受けたマクラーズは「真っ直ぐやチェンジアップをたくさん投げるのと同じようなこと」とさらり。「高校時代に24球連続で直球を投げたことはあるけど、カーブは記憶にない。数字を気にする人たちにとっては大きなことかもしれないけど、僕は状況や流れを見ながら投げていたので」と続けた。

 7月にマイアミで開催された球宴に出場した際には、当時レンジャーズのダルビッシュからカーブやチェンジアップの握りや腕の振り、リリースポイントについて質問攻めされているマクラーズ。ダルビッシュと同じく、初めて立つワールドシリーズのマウンドを前に「とても自信はある。チームの勝利のためにやるべきことをやる。それに集中するだけ」と力強い口調で言った。

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