カブス・マドン監督、ダルビッシュ攻略できず「思い通りに投げていた」
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第3戦、カブス1-6ドジャース」(17日、シカゴ)
ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が6回1/3を投げ、6安打1失点でポストシーズン(PS)2勝目。1四球7奪三振、81球だった。打席では六回2死満塁から四球を選び、PS初打点も記録した。チームはシリーズ3連勝で88年以来、29年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。
カブスが3連敗を喫し、崖っぷちに立たされた。ダルビッシュから初回のソロ弾で1点を取るのが精いっぱいだったマドン監督は試合後の会見でそのピッチングを「思い通りの球を投げていた」と表現。さらに、メジャー監督歴12年の知将は「私がずっと彼について評価していたことが一つあります。それは、彼がとても素晴らしい制球力をもった投手だと思っていたことです。本当にいいボールを投げていた」とこの日だけでなく、以前からその能力の高さを認めていたことを明かした。
本拠地での第3戦だったが、地の利を生かせずに完敗した。もう1敗もできない状況にチームミーティングの必要性を問われた指揮官は「私はシーズン中のミーティングは3回と決めています。スプリングトレーニングの時、球宴休みの時、そして、プレーオフに入る時です。この3年はそうしてきたので、今回もそのパターンは変えない。明日も普段の試合と同じようにプレーするだけです」と自信に満ちあふれた口調で言った。