ダルビッシュ、五回途中5失点で12敗目 メジャー最速1000奪三振の祝福ムード一転…

 「ドジャース4-5ロッキーズ」(8日・ロサンゼルス)

 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)がロッキーズ戦に先発し、3点のリードを守り切れず、五回途中5安打5失点で12敗目(8勝)を喫した。2四球、6三振で球数は90。四回にメジャー史上最速となる128試合目での通算1000奪三振を記録し、ケリー・ウッドの134試合を上回る偉業となったが、直後の乱調で地元ファンからの祝福ムードは一転した。チームは8連敗となった。

 大きな節目まであと6としていたダルビッシュは初回2死から先制ソロを許した後、4番アレナドを151キロ速球で空振り三振に仕留めてこの日、1つ目のKをマークした。その裏の攻撃で味方打線が4点を奪って逆転に成功すると、一気に加速。二回を2三振を含む三者凡退で片付けると、三回にはレンジャーズ時代の女房役だったルクロイを外角いっぱいの153キロ速球で、さらに先発投手のマーケスを153キロ速球で連続見逃し三振に仕留め、王手をかけた。

 メジャーの歴史を塗り替えたのは四回だ。先頭を四球で出した後、迎えた打者は初回の対戦でソロ本塁打を浴びているゴンザレス。カウント1-2と追い込んだ後、最後は137キロスライダーでバットに空を切らせた。通算1000個目の三振をマークした瞬間、球場内の大型スクリーンが偉業を伝えると、地元ファンは歓声と拍手で祝福した。イニング数でもウッドの835回0/3を上回る812回での大台到達だった。

 四回を投げ終えた時点で3点リード。祝福ムードが一転したのは五回だ。1死から二塁打と四球、さらに暴投が重なり、1死二、三塁のピンチを迎えると3連続二塁打を浴びて4失点。あっさりと逆転され、交代を告げられた。

 前回2日のパドレス戦では敵地で自己最短となる3回0/3、5失点KO。この日は移籍後本拠地初勝利を期したが、3度目のマウンドでも快投を披露することはできなかった。

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