MLB、大乱闘で12人を処分 パンチ出したタイガースの主砲カブレラは7試合出場停止

 米大リーグ機構は25日(日本時間26日)、報復合戦と大乱闘で計8人の退場者を出した24日(同25日)のタイガース-ヤンキース戦の処分を発表した。

 六回に自身の背後への投球に腹を立て、ヤンキースのロマイン捕手にパンチを浴びせて大乱闘のきっかけを作ったタイガースの主砲、カブレラがもっとも重い7試合の出場停止を科せられた。

 退場にはならなかったが、乱闘に加ってタイガースの選手に暴力を振るったヤンキースの捕手、サンチェス(試合では指名打者で先発した後、ロマイン退場の後に捕手)と八回にヤンキースのT・フレイジャーの左太ももに死球を与えたタイガースの中継ぎ、ウィルソンが4試合の出場停止。カブレラのパンチを受けた後、下半身へのタックルで応戦し、背後からボディにパンチを入れたロマインに2試合、タイガースのオースマス監督に1試合のペナルティが言い渡された。

 出場停止と罰金を科せられた5人以外に、ヤンキースのジラルディ監督、同監督の退場後に代行を務め、七回の危険球をめぐって抗議に出て退場処分を受けたトムソン・コーチ、乱闘に加わったヤンキースのガードナー外野手とタイガースのイグレシアス内野手、カブレラに危険球を投じたケインリー投手、さらには故障者リスト入りしているにもかかわらず、フィールドに飛び出したヤンキースのクーパー内野手とC・フレイジャーにそれぞれ罰金が科せられた。

 今回の発表で合計12人が処分された。

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