青木、日米通算1989安打 イチローの打撃練習から刺激「イメージを膨らませていきました」

 「マーリンズ2-12アストロズ」(16日、マイアミ)

 アストロズの青木宣親外野手(35)は六回の守備から左翼で途中出場し、2打数1安打で打率は・279。九回の打席で中前打を放ち、日米通算1989安打(メジャー705安打、日本1284安打)とし、大台まで11本に迫った。チームは3連勝で貯金を16に伸ばした。

 ほぼ真ん中の甘い球。それでも捉えた箇所がバットの先だったのは、打った球種が頭から消していたチェンジアップだったから。大量9点リードの九回2死一塁の打席。中継ぎ右腕、フェルプスがカウント1-1から投じたのは140キロの“抜いた球”。「実際には真っすぐとか、カット系を待ってたんですけどね。甘かったんでそのまま行った」。青木がバットを鋭く振り抜くと、打球は二遊間を破り、センター前へ達した。

 2試合連続安打。前夜の二塁内野安打を思い出しながら「昨日より(打撃感覚が)よかったから、ああいうところ(中前)に飛んだというのもありますね。ヘッドをしっかりピッチャーの方に出して打てた分、ちょっとシャンクした。完璧じゃない」と、この日の1本を解説した。

 試合前にはマーリンズのイチローが打撃練習の順番を待つタイミングを見計らってあいさつに出向き、話し込んだ。その後も打撃練習をじっくり観察。「相変わらずすごい。しっかり面で打つというか、フォローが長い。だから、あれだけ飛ぶんだろう」。メジャー通算3038安打、日米通算4316安打の技術を目の当たりにして刺激を受けたようで、その後の自身の打撃練習は「イメージを膨らませていきました」。球団スタッフにスマートフォンで打撃フォームを撮影してもらい、その場でチェック。よりよい感覚をつかむために最善を尽くした。

 七回の第1打席は空振り三振に倒れたが、「感じはよかった。だから2打席目も回って来てほしかった」と青木。試合後に見せた表情は少ないチャンスをしっかりものにした充実感でいっぱいだった。

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