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イチ、ムネリンの乱入に「ありえない」

試合前のフィールドでストレッチをしながら川崎(左)と話し込むイチロー=トロント(撮影・小林信行)
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 「ブルージェイズ11-3マーリンズ」(8日、トロント)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が「9番・右翼」で4戦ぶりに先発出場し、3打数1安打、1盗塁。打率を・280とした。試合は、初回に6点を先制される一方的な展開で借金は再び10となった。

 悔しさをにじませた。初回の守備。右打者マーティンが放ったファウルフライに快足を飛ばした。右翼線席に飛び込もうする打球にグラブを伸ばした後、バランスを崩し、上半身が客席に埋もれた。一瞬、捕球したかに見えたが、実際には観客のグラブに邪魔され、捕球はならず。「僕のグラブに触っているからね。(観客が)いなければ、捕れちゃう感覚だから」と、大量失点を防ぐ超美技になる可能性のあったプレーを振り返った。

 “当たり日”だった。ファウルフライを追った際にフェンスに足をぶつけた。五回に中前打で出塁した後、二盗に成功した際には捕手からの送球がワンバウンドで股間に当たった。さらに七回の打席では自打球がワンバウンドであごにぶつかった。いずれも大けがにつながりかねないプレー。9日の第2戦は指名打者で出場することが決まっているイチローは、心配される“後遺症”について「ないでしょ。絶対にないことはわかる。明日にならないと(状態が)わからないことってあるけど、これはない」と言い切った。

 試合前の全体練習中にはブルージェイズの川崎からあいさつを受けた。先に練習を終えてクラブハウスに引き上げていた川崎が、一塁側ベンチ前でストレッチをしているイチローを見つけると、Tシャツ、短パン姿のまま三塁ベンチから猛ダッシュ。敵軍の選手でありながら、まるでチームメートのようにストレッチのメニューをこなしながら会話をする川崎に、イチローは「アイツは突き抜けてるから許されるけど、通常ありえない。すごいよね。あそこまでやったらだれも何も言わないよ」とただただ感心していた。

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