３日（日本時間４日）の開幕戦でドジャーズと戦うパドレスが開幕メンバー２５人を発表。０７年に日本ハムでプレーした経験をもつアンディ・グリーン監督（３９）が、昨季は主に捕手としてプレーしたクリスチャン・ベタンコート選手（２５）を中継ぎ投手、外野手としても起用することを明言した。大リーグ公式サイトが伝えた。

　昨季のベタンコートは捕手として４１試合に出場したほか、外野手で１２試合、二塁手で１試合プレー。投手デビューも果たして２試合に登板。１５０キロ台半ばの速球やスライダー、ナックルボールなどの変化球を披露し、大きな話題となった。チームは投手としての能力を高く評価し、オフのウインターリーグやオープン戦で登板機会を与えてきた。

　今オープン戦は打者としては１３打数２安打、打率・０７７と精彩を欠いたが、ピッチングでは８試合に登板して被打率・１６７、防御率２・１６をマーク。首脳陣の期待にしっかり応えてみせた。

　同サイトは、ベタンコートが代打で途中出場した後、そのまま中継ぎとしてマウンドに上がる可能性について言及。本人の「いついかなる時もどんな状況にも備えなくてはいけない。ピッチング、キャッチング、外野、代打。昨年から自分はいろんな役割を与えられることになるのは分かっていた」とのコメントを紹介した。

　パナマ出身のベタンコートは１１年にメジャー・デビュー。通算成績は８４試合、打率・２４６、４本塁打、２０打点。