イチロー、OP戦初盗塁&技あり二塁打 指揮官「準備は万全だ」

今季の健闘を誓い合い、力強く握手をかわすイチロー(右)と青木(撮影・小林信行)
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 「オープン戦、アストロズ5-5マーリンズ」(29日、ウエストパームビーチ)

 マーリンズのイチロー外野手(43)は「1番・右翼」で出場し、2打数1安打1四球、1得点、1盗塁だった。予定どおり3打席に立った後、五回の守備で交代した。

 今オープン戦で2度対戦し、3打数無安打の右腕、ファイアーズに対し、初回の打席は四球。出塁後に二盗を成功させた。三回2死無走者の打席は左翼線二塁打。カウント2-2から140キロ外角球を鮮やかに流し打つ技あり打で後続の二塁打でホームを踏んだ。五回無死一塁の場面は遊ゴロ併殺打。カウント1-1から134キロ変化球を二遊間へ鋭くはじき返したが、ゴロ打球はスタートを切った一走を見て二塁ベースのカバーに入った遊撃手の正面だった。

 イチローが足技を見せたのは初回だ。四球で出塁し、1死後の3番ボアの打席で二塁を陥れた。フルカウントからの自動スタートだったが、鋭い出足で楽々と実戦初盗塁をマークした。

 17年目の開幕を目前にしている43歳のパフォーマンスについてマッティングリー監督は「準備は万全だ」と太鼓判。2月下旬の練習中に同僚と交錯し、右脚と腰を負傷したため、オープン戦序盤は状態を見ながら采配を取っていたが、「今は健康な状態に戻っている。(エンドランなど、走らせる)サインを出すことにためらいはない」と話した。

 試合前のフィールドでイチローはアストロズの青木からあいさつを受けた。約10分間、話し続け、最後は握手を交わしてシーズンの健闘を誓い合った。

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