「ブレーブス５－７マーリンズ」（１３日、アトランタ）

　マーリンズ・イチロー外野手（４２）はブレーブス戦に「２番・左翼」で３試合続けて先発出場し、４打数２安打１打点、２得点で２試合連続複数安打をマークした。

　価値ある２安打だ。球団によるとイチローの複数安打はメジャー通算９００度目。いずれも得点につながるヒットだった。２点をリードされた三回は無死一、二塁からゴロで一、二塁間を抜く。３－３の五回は、先頭で右翼線へ三塁打。どちらのイニングも打線がつながり、各３点が入った。

　本人はコメントしなかったが、マッティングリー監督は４２歳のイチローについて質問されると、目を細めた。「（８月に）ガス欠になったように見えたが、突然バットが振れてきた。昨日は９９マイル（約１５９キロ）をしっかり引っ張った。とにかく素晴らしい」。１０日の試合を休養させてから、イチローは３戦連続で安打と得点を記録している。

　これで今季９２安打とし、昨年の安打数を１本上回った。昨季は３９８打数で打率・２２９、今季は打数３０３で打率・３０４。その差は歴然としている。