マー君ヤ軍入り経済効果は347億円!

 田中将大投手(25)が楽天からヤンキースへ入団することによる、日米両国の1年間の経済波及効果の総計が、346億9402万円に達すると、関西大学大学院の宮本勝浩教授が27日、試算結果を発表した。1選手がもたらす数字としては破格の金額。あらためてマー君の注目度の高さが浮き彫りとなった。

 宮本教授は経済波及効果の直接効果として、田中の1年間の年俸、楽天が獲得する譲渡金、ヤンキースタジアムで増加する入場者による球場の売上増加額、グッズの収益、放映権料など9項目を分析。2012年のダルビッシュのメジャー移籍時にも同様の計算をしており、その際は約259億円だったが、マー君はそれを上回る。同教授は「日本人野球選手として史上最高クラス」と話した。

 波及効果の主な内訳を見ると、過去10年間の平均年間入場者数は385万人で、昨年は328万人と大きく数値を落とした。だが、田中入団により平均値への回復は見込まれるとし、前年比で17%増の観客動員が予想される。これにより約20億の収益が見込まれる。

 また日本人の田中応援ツアーでの収益は、ダルビッシュの時と同様、1万人が来ると予想。1回の旅行で40万円を使うと仮定すれば、40億円に達する。国内では試合観戦のための高画質「4Kテレビ」が5000台(約20億円)、関連グッズが約2億円売れるとも見積もった。

 それぞれの項目で計算された金額を合計すると米国では103億6792万円、日本では44億5000万円となった。これら直接的な効果に、関連業界で働く人の所得増などを加えると、波及効果は合計で346億9402万円になるという。

 7年総額約161億円という超大型契約。当然、周囲からもたらされる収入も、桁違いのものとなった。

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