藤井隆「まともな人が南野陽子さんしかいない」……神戸公演は“一番クレイジー”? 予測不能な「ファミリーコンサート」全国で開催
藤井隆を筆頭に、椿鬼奴、レイザーラモンRG、島田珠代、KOJI1200(今田耕司)、和久井映見、南野陽子、早見優、はいだしょうこが出演する、ファミリーコンサートとは──。
藤井隆が主宰する音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」。2025年に開催した『SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート』は、所属アーティストと豪華ゲストが各会場に集結し、大きな反響を呼んだ。
2026年は7月から9月にかけて、全国11カ所での開催が決定。プロデューサーでもある藤井隆に、意気込みや見どころを聞いた。
■「同じことが苦手」な藤井隆が、あえてもう一度挑む理由──2025年の8カ所から11カ所と、開催場所も動員数も増えたんですね。おめでとうございます!
昨年もすごく楽しくて、手ごたえもありました。今年もやりますとなったときに、ほとんどのスタッフがもう一度参加してくれることになり、とても自信になりました。イヤだったら普通に断られていると思うので、嬉しかったですね。
以前、作家さんに「藤井くんは同じことをやらないよね」とがっかりする感じで言われたことがあるんです。番組でも、良い形が出来てきても、次に同じようなことをすると、途端にやらなくなると。僕は選べるなら、経験したことがない方を選びがちなんです。
でも、ファミリーコンサートに関しては、2025年の成功体験をさらに煮詰めたものにする予定です。メンバーと場所をシャッフルしながら、昨年上手にいったところはより広げて強くして、一緒に盛り上がってもらいたいと思っています。でも、同じようなことをもう一度するのは、自分自身でも初めてのことなので・・・。
──確かに、藤井さんは常に新しいことをされているイメージです。
ファミリーコンサートでは、ポスターもあえて、みんな宣材写真を使って、同じフォーマットで仕上げています。サインを入れて、開催地の集会所みたいなところに貼ってもらって。サイン入りだと、なかなか捨てにくいでしょう?(笑)
ご縁をつなげて、毎年ポスターを貼らせてもらって、藤井隆は、自分が好きな人を集めてこんなコンサートをしていることを認めてもらって、また来年も待っているよと言ってもらえるくらいになりたいです。
■ 和久井映見を“怖がらせない”大阪公演の布陣──集会所にどんどんポスターが増えていくの、歴史を感じられていいですね。7月10日の大阪公演(チケット残り僅か!)を皮切りに、福井や香川、神戸などいろんな場所を回られます。
先日、香川の会場を見学してきました。とても良い会場ですが、やっぱり広くて大きい分、ちょっと怖さもありますね。内容が全然違うので、関西の方もぜひ香川にも足を運んで欲しいです。
大阪はキックオフなので、出演者が椿鬼奴さん、レイザーラモンRGさん、博多大吉さん、スペシャルゲストが和久井映見さんと、ぶ厚めの構成になっています。というのも、和久井さんはソフィスティケート(繊細)にお迎えしたいので、絶対怖がらせてはいけない。大阪ならではのウェルカム感のある温かいムードでお迎えして、良いスタートを切りたいと。大吉さんも優しい方ですしね。
何より、椿さんとRG さんは、自分にとって本当に力を与えてくれる大事な仲間。おふたりがいれば、普段なら出来ないこともやってみようとエンジンをかけてくれる。いてくれるだけで心強いし、僕自身ものびのびとステージに上がれます。
──なにがきっかけで仲良くなられたのですか?
今回、長野のコンサートに出てもらう桂三度さんが放送作家をされていた時代に、CS放送で番組を持つことになって。共演者はどなたがいいかなと資料を見ていたときに、椿鬼奴さんの名前を見つけて、芸名に鬼ってつけるなんて変わっているなぁと思って。
椿さんの同級生やRGさんと集まって洋楽カラオケをしている、カラオケ仲間ですね。仕事でも会うし、ネタや面白いことでも交流していますが、歌で繋がっているなぁと思います。
■ 島田珠代が参加する神戸は、一番展開が読めない!?──9月4日の神戸公演にはRGさんに加え、島田珠代さんが出演されますね。
・・・言葉選んで伝えたいのですが、一番クレイジーな回になると思っています。まともな人が、南野陽子さんしかいない。南野さんの地元・神戸でちょっと暴れるかもしれないのですが、そこは許していただこうと。
僕は吉本新喜劇の劇団員募集で入ったのですが、珠代さんは心斎橋の2丁目劇場でのお披露目公演のゲストで出ていらして。自分の初舞台からご一緒している大事な大事な先輩です。今回はコンサートなので、歌っていただくのでご期待ください。
──島田珠代×レイザーラモンRGの化学反応が想像つきません。
僕もその組み合わせを見たことがなくて。でも、おふたりともハードでタフ。芸風は違うけど、流派は似ているし、僕的には夢の競演。いろんなことが起こると思いますが、南野さんが最高の歌を聴かせてくださるし、バンドメンバーも良い音楽をお届けします。大阪とも内容が全く違ってくるはずです。
──ファミリーコンサートには、どんな方が足を運ばれるのですか?
僕と同世代の50代くらいの方も多くて、本当に長く応援してくださっている方が集まってくれているなぁと思います。前回は中高校生の方からお手紙をいただくこともありました。ティーンからのお手紙やプレゼントって、本当にエネルギーをもらえるというか、もっとがんばろう!という気持ちになります。
僕のことは、ドラマで知ってくださった方、以前リリースした『Music Restaurant Royal Host』というCDを聴いてくれた方もいました。音楽を通して自分に興味を持ってくださる方がいるのは、本当に感謝ですし、芸人以外の活動もしていてよかったと思います。ドラマの撮影現場なんて、居場所がなくて、どうしたものかといつも困っているんですが、続けておくものですね。
■ 戸惑いだらけだった音楽活動が「今は楽しくて仕方ない」──音楽活動をしている藤井さんは、いい意味で印象がガラッと違うし、歌声も耳心地がいいので、そこからファンになる方の気持ちもよくわかります。
ありがたいですね。自分の勉強不足でわからないまま進めていることもたくさんあるのですが、周りの方が一生懸命育ててくださったおかげだと感じています。
デビュー作の『ナンダカンダ』なんて、僕が喜ぶと思ってレコード会社の方がお話を持ってきてくれたのに、自分が音楽を提供する側になるのが想像つかなくて、困りますって返事をして、その場がシーンとなったことを覚えています。
──ヒットソングの裏に、そんな出来事が!
そんな風に始まった音楽活動でしたが、レコード会社の社長さんに「音楽は楽しくやりなさい」とアドバイスをいただいて。当時、音楽の仕事には、吉本興業ではなく、レコード会社の社員さんが現場マネージャーとして帯同してくれたのですが、その方が「私はバラエティのことは本当にわからないけれど、音楽の現場では24時間一緒にいて、絶対藤井さんのCDを売ります!」と言ってくれた。
それくらい熱く、本気で僕に向き合ってくれた人のおかげで、今があると実感しています。当時の人たちが、僕が楽しく音楽活動をしているのを喜んでくれたり、ファミリーコンサートに参加して、感想を伝えてくれるのも、なんだか嬉しいですね。
──藤井さんが音楽のお仕事を大切にされていること、仲間との縁や絆も大事にされていることがよくわかりました。
一緒に仕事をしましょうと声をかけてくれる人がいること、僕が何かするときに集まってくれるスタッフや仲間がいること、チケットを買ってくださる方がいることって、本当にありがたい。随分遅いのですが、自分らしい芸能活動というものが、やっとこさわかってきた気がするので、これからも良い感じで形にしていけたらいいですね。
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大阪(7月10日)・神戸(9月4日)の関西公演のほか、藤井隆、KOJI 1200(今田耕司)、和久井映見が出演する福井公演(7月12日)、椿鬼奴、YOKOお姉さん(フットボールアワー後藤輝基の実の姉)、桂三度、南野陽子が出演する宮城公演など、何が起こるか予想不可能な全11公演は現在チケット発売中。料金はS席9300円、A席8300円。
取材・文/西村円香 写真/Lmaga.jp編集部
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(Lmaga.jp)
