大阪王将の「モーニング」、全国で“1店舗”だけ! 朝限定メニューが充実、330円から…手づくり水餃子も
先日大阪・天満橋を散歩していると、中華料理チェーン「大阪王将」(本店:大阪市中央区)の店頭に“モーニング”の文字が。「大阪王将」でモーニングとは珍しい!と気になり調べてみると、どうも他の店舗では実施していないようで・・・!?
どうやらモーニングは、フランチャイズ加盟店「浪速フード」(本社:大阪市北区)による独自の取り組みらしい。これはぜひとも食べてみたい!ということで、早朝からお邪魔してみることに。
■ 大阪王将グループで初…中華モーニング「大阪王将 天満橋店」は、谷町線・天満橋駅と谷町四丁目の中間に位置し、周辺には会社やビルも多い。そんな立地のため、取材時の朝8時ごろは店の前を歩く社会人や学生の姿が途切れることなく続いていた。
そもそも大阪王将は、11時半からオープンする店舗がほとんど。そんななか、天満橋店は朝7時半から開店しているというから驚きだ。
大阪王将では独自のメニューやシステムを導入している店舗もあり、今回のモーニングもその一環となる。そして筆者も店頭のポップを見た時点で珍しいと感じていたが、同店のモーニング営業は大阪王将全体でも史上初だという。
2019年12月にオープンした天満橋店。「浪速フード」の社長・高尾泰好さんによると、モーニング営業はオープン当初から計画していたものの、そのわずか数カ月後にコロナ禍に突入したことで、泣く泣く断念。そして2025年12月、ついに念願のモーニング営業が始動することになったという。
■ 種類豊富&リーズナブル、朝だけのメニューも百聞は一見にしかず・・・ということで、ひとまずモーニングを注文。メニューはざっくり分けると4種類で、とにかく選択肢が豊富。
例えばメインが選べる「Dセット」では、玉子粥、豚まん、水餃子の3種からチョイスでき、さらにお茶碗1杯分のビッグサイズな茶碗蒸しに、ほうれん草と玉子炒め、中華ソーセージ、ポテトがついてくる。もっともボリュームのあるこちらのDセットでも800~880円と大変リーズナブルだ。
筆者は夜間の同店なら利用したことがあるのだが、ワンタンスープや玉子粥、水餃子は普段見たことがない。もしや・・・と思い高尾社長に聞いてみると、やはり。いずれもモーニングのために作っている料理なのだとか。
さらに、もちもちの皮や滋味深い味わいがたまらない水餃子やワンタンスープも、高尾社長から「先生」と呼ばれるスタッフの李美さん&呉百翠さんによる手作りだ。
そして「中華料理」というイメージからこってり&味が濃いイメージがあるが、モーニングはその点も違う。高尾社長が「胃に優しい食」の提供を目指しているだけに、朝からでも箸が進む味付けに。
一方でラーメンや焼飯、坦々麺などの単品メニューもそれぞれ注文できるので、朝からがっつり中華を楽しみたい!という人も満喫できそうだ。
■「朝からしっかり食べて元気になってもらいたい」という思いわずか3時間半のモーニング営業のためだけにこの気合いの入りっぷりだが、情熱の源が気になるところ。きっかけは、高尾社長が以前北京でお店を運営していた頃に見た光景だった。中国では朝食が重要視され、朝の飲食店にも行列ができるほどの賑わいだったという。
「一日の始まりでしっかりとご飯を食べるという、今の日本ではなかなか見られない光景に感銘を受けました。同じように日本でも、朝からしっかりご飯を食べて元気になってもらいたいという気持ちがあります」と語る高尾社長。確かにこれほどしっかりとしたモーニングを食べられれば、朝からパワーがチャージされそうだ。
そんな愛がこもったモーニング営業が始まって4カ月が経つ。固定客は付いているものの、まだ高尾社長が北京で目にしたような賑わいからは遠いようだ。現在は天満橋店のみだが、反響によっては「浪速フード」が運営する他の店舗でも提供を考えているそうなので、気になる人は足を運んでみてほしい。
「大阪王将 天満橋店」のモーニングは、朝7時30分から11時まで提供中。
取材・文/つちだ四郎 写真/Lmaga.jp編集部
(Lmaga.jp)
