万博、海辺の最奥地で「高速盆踊り」…日本全国の民族伝統芸能が一同に

「大阪・関西万博」アジェルバイジャンのナショナルデーが開催された、6月5日。ナショナルデーホール「レイガーデン」で公式式典開催中、すぐ横の「ポップアップステージ南」に楽しそうな踊りの輪を発見!

ここは会場内の最奥地、そして隣のホールとの音かぶりもあるなかなか厳しい立地ながら、日本各地の伝統文化などを紹介するステージが開催されている場所。聞き覚えのあるメロディーが聞こえると思い、近づいていくと、踊りながら音頭をとっている人がいて、何人かが輪になって真剣に踊っている。そして、あの天井に吊り下げられたあの飾りはもしかして・・・?

岐阜県郡上市の夏の風物詩である「郡上おどり」や、「白鳥おどり」の際に神社で踊られる「拝殿踊り」などを、岐阜県の「郡囃会GUNSOKAI 」 メンバーたちが中心となり、来場者をステージにあげて、レクチャーしていたのだ。山に囲まれた岐阜の踊りを、海を眺める夢洲のステージで踊るとは、かなりレアな体験だ。

「えっさっさーのどっこいしょ!」の掛け声とともに、テンポよく踊られる『エッサッサ』(町で踊られる白鳥おどりは『世栄』)がスタートすると、それまでどこにいたのか、老いも若きも外国人も走ってきて次々にステージ上に吸い寄せられていく・・・。

踊りの振りを知っている人はもちろん、知らない人も見よう見真似で踊りに参加。人が増え、曲が進むにつれ、音頭のテンポはさらに速くなり、超高速盆踊りに。

「どっこいしょ!」の掛け声をみんなであわせていくうちにBPMが高まっていき、あまりの速さに参加者みな爆笑しながら踊っていた。さすが「白鳥マンボ」と言われるだけあって、超ハイテンション。

担当者によると、このステージは6月8日まで開催の『伝統文化未来共創Project THE FUTURE inTRADITION 伝統の中にある未来』の一環。

日本全国の伝統芸能を紹介する企画で、「拝殿踊り」のほかに、石川県の「御陣乗太鼓」、富山県の 「こきりこ節」のほか、能楽、舞踊、落語、お田植祭、一般参加者が一緒に「高砂」を謡うなど、さまざまなステージを披露している。また「ギャラリーEAST」での展示もおこなっている。

「土日は大人も子どもも楽しめる伝統芸能のステージを多数企画していて、今回のような参加型のものもあります。特に8日開催の『Co-GIGAKU』は、奈良のキャラクター「せんとくん」生みの親の籔内佐斗司さんが携わっているもので、ぜひご期待いただきたいです」と担当者は話している。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

(Lmaga.jp)

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