「機動戦士ガンダム」の貴重な資料も、巨匠・安彦良和に迫る展示会が兵庫で

『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインや作画監督をつとめた、日本の漫画家・安彦良和の回顧展『描く人、安彦良和』が、6月8日から「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で開催される。

■ 76歳の現在も…精力的に執筆中北海道遠軽町出身の安彦は、大学時代に学生運動に参加したことから除籍になり、その後上京。アニメーターとして活動するなかで『無敵超人ザンボット3』や『宇宙戦艦ヤマト』など、数多くのアニメ作成に携わってきた。

その卓越した画力がアニメーション業界で注目されるようになった安彦は、後に『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターをつとめるなど、多彩な才能を生かし活躍。アニメーション監督や漫画執筆など表現の場を広げながら、76歳の現在も漫画『乾と巽-ザバイカル戦記-』を執筆中と、精力的に活動を続けている。

■ 遡ること少年時代…安彦の半生を振りかえる同展覧会では、幼少期から現在に至るまでの制作活動を6章に分けて紹介。これまでに漫画やアニメをベースとした展示会はあったが、安彦の創作活動の歩みにスポットを当てた内容は初となる。

大学時代までに描かれたさまざまな資料から青年期までの活動をたどる1章、その卓越した画力に迫る2章、『機動戦士ガンダム』の制作において安彦が果たした役割に迫る3章、4章ではアニメーションの監督、小説の挿絵、漫画執筆と多彩な活躍を概観。

続く5章では歴史漫画家として活躍にフィーチャー、最終6章では安彦が監督をつとめた最新のアニメ作品とともに、連載中の漫画作品を紹介。彼の半生を約1400点もの資料で振りかえる。また、『機動戦士ガンダム』(劇場版)のポスターラフ案など、本展初公開の作品も多数登場する。

『描く人、安彦良和』は「兵庫県立美術館」にて6月8日~9月1日まで開かれる。時間は朝10時~夕方6時まで(入場は閉館の30分前まで)。入館料は一般1900円ほか。

(Lmaga.jp)

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