関西アイドル界の雄・つぼみ大革命、ZOOMで生配信演劇「1度くらいトラブル起きてほしい」

2019年には女芸人No.1を決める『THE W』に決勝進出するなど、歌やダンス、コントなど多方面で活躍する関西アイドル界の雄・つぼみ大革命(吉本興業所属)。その選抜メンバー4名が出演する、WEB会議ツール「ZOOM」を使った生配信演劇『アン・ハッピーバースデー』が、3月25日から28日まで開催される。

同作は、友人の誕生日をサプライズで祝うために集まった女性たちが、思いも寄らない出来事に遭遇するコメディ。4人の関係性に変化が生じていくところが見どころだが、出演者の糸原沙也加は自身の役について、「好きな人にフラれてずっと落ち込んでいるキャラクター。友だちの誕生日を祝うけど、あまりテンションもあがっていない。でも実はいくつか伏線を仕掛けているんです」と、意外な展開に注目してほしいと話す。

杉山優華は「ZOOM演劇」という特殊なスタイルでの演技について、「舞台上の演技とは違い、ZOOMの画面上で言葉をバトンタッチしていくテンポ感が難しい」と稽古でも苦戦が続いたという。さらに「視聴者に表情をずっと観られるから気が抜けません。ほかの人の演技をじっくり見ていたり、次の台詞やお芝居のことを考えすぎると表情がおろそかになってしまう。本番ではどれだけ入り込めるかが課題」とポイントをあげた。

舞台への出演経験も多い樋口みどりこも、「普段の舞台は、劇場の空間や客席の空気を感じてお芝居ができるけど、今回のように電波だけでキャラクターの感情を伝えるのは大変な部分が多い」と頭を悩ませたとか。ただ「最近は今回演じるリコの性格などを意識して生活するようにしています。『こういうとき、リコはどうするんだろう』って」と役になりきって暮らしているそうだ。

また恵梨華からは、「私は妹と住んでいるんです。だから本番の途中で、妹が帰ってくるかもしれない。『もしそのときは静かに帰ってきて』と伝えているけど、普通に帰ってきちゃったらアドリブで何かやらなきゃいけない(笑)」と生配信ならではの不安の声も。

お笑い要素も満載のつぼみ大革命だけに、「そういう予期せぬトラブルもオイシイのでは?」と尋ねると、杉山から「そんなワケないでしょ!」と強めのツッコミが。一方で糸原は、「毎回同じことをしたくないので、1度くらいはトラブルが起きてほしい」と、ハプニングも大歓迎だと語った。

『アン・ハッピーバースデー』は前夜祭が3月25日・夜9時から、舞台公演は26日から28日まで連日夜9時、夜11時の計6回実施される。また28日千秋楽後の深夜0時からアフタートークショーも開催される。チケットは1公演1200円。

取材・文/田辺ユウキ

(Lmaga.jp)

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