京都・嵐山に、人気フレンチ仕込みのスイーツ専門店
フランス料理界の巨匠であるアラン・デュカスが設立したデュカス・パリ監修のスイーツが楽しめる、「LA BOUTIQUE(ラ・ブティック)」が7月3日にオープンした。
ショーケースに並ぶのは、フランスで昔から旅のお供やピクニックの定番として愛される「ガトー・ド・ボヤージュ」と呼ばれるフィナンシェなどの焼き菓子、フワッとした食感が魅力のブリオッシュ、チョコレートなどが並ぶ。
「フランス菓子は華やかなイメージがあると思うけれど、あえてベーシックなものを。見た目もシンプル、色合いもナチュラルに仕上げています。その分、味でビックリさせたい」と、エグゼクティブ シェフのユーグ・ジェラール氏は語る。
特におすすめなのが、ナッツが香ばしく、口どけが良い「ブリオッシュ・オ・レザン&アマンド・トレフィエ」(60g・450円、300g・1800円)。京都はレベルの高いベーカリーが多いので個性的なパンを作ってみたい・・・と考え出されたもので、一般的なブリオッシュとは異なる嵐山の「山」を連想させるビジュアルも印象的。
また、京都ならではのマカロン(500円)には、京都産の濃茶用の抹茶を用いて、優しい甘さのなかに、インパクトのある抹茶のほろ苦さと豊かな香りが楽しめるような巧みな技が散りばめられている。
テイクアウト利用のみで店構えはミニマムでスタイリッシュ。「嵐山は食べ歩きをしながら観光を楽しむ人が多いので、焼き菓子なども持ちやすいよう、少し大きめのサイズに仕上げています。1個からでもお気軽に」と、この土地ならではの工夫も。
店舗は京都・嵐山に8月1日開業するラグジュアリーホテル「MUNI KYOTO」内で先行してオープン。営業は10時~17時。
取材・文・写真/西村円香
(Lmaga.jp)
