隠れる生きものを探せ、大阪「ニフレル」に新たな展示ゾーン誕生

大阪の商業施設「EXPOCITY」(吹田市)のミュージアム「ニフレル」に、新ゾーン「かくれるにふれる」が3月1日に誕生。自然を生き抜くための「かくれる術」を極めた生きもの14種・26点が展示される。

色彩、形態、技といった生きものたちの多様性をテーマごとに展示する同館。2015年の開業以来初となる新ゾーンでは、獲物に気づかれないよう近づくため、あるいは敵から身を守るために、自分の姿を背景とそっくりに変化させる擬態「かくれる術」に焦点を当てたという。

生きものたちはすっかり背景に溶け込んでいるため、パッと見た感じは岩や木の枝、海草しか見えないある種超地味な展示ゾーン。でもそこには苔にしか見えないコケガエルや、枯れた葉のような体をしたエダハヘラオヤモリ、ランの花に擬態したハナカマキリなどがひっそり存在している。どこに隠れているのか、そして何のためにこの生きものは擬態しているのか・・・子どもだけでなく大人もワクワクする内容に。

「名前を見る、解説を読む、納得して終わり・・・というプロセスに疑問を持っていました。ここは生きものと対峙して感じることができる展示になっているので、小さい水槽のなかの個性を発見してもらいたい」と、館長の小畑洋さん。今後も切り口を変えた新ゾーンが1年ごとに誕生する予定。営業時間は10時~20時。

(Lmaga.jp)

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