趣里、辛いときは「落ちるところまで落ち続ける(笑)」

芥川賞作家・本谷有希子の同名小説を映画化した『生きてるだけで、愛。』。その先行試写会が3日、「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)で開催され、主演の趣里(しゅり)が登場。舞台挨拶をおこなった。

鬱による過眠症のせいで家に引きこもり、同棲中の彼氏(菅田将暉)に理不尽な感情をぶつけてばかりの寧子を演じた趣里。「人間誰しも、大なり小なり辛いことはありますけど、それでも寧子は生命力に溢れていて、勇気をもらいました」と、エキセントリックに見える寧子に深く寄り添った演技で、難しいキャラクターを好演した。

劇中では、思い通りにならない苛立ちや感情をコントロールできず、彼氏に八つ当たりしてばかりの寧子だが、「私は時間が過ぎるのを待つか、落ちるところまで落ち続ける(笑)。そして、フッと開けたとき、周りにいる友だちや家族に救われます」と語った趣里。そして、「100%分かり合える人っていない。でも、(人と)時間を共有できるって奇跡的なことなんだと、より強く思いました」とも。映画は11月9日から公開される。

写真/上地智

(Lmaga.jp)

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