新生・清 竜人、平成の男お披露目ツアーを開催

多くの妻たちとアイドルグループを組んだり、観客とバンドをつくったり・・・作品ごとにがらりと作風を変え、人々を驚かせてきたシンガーソングライター・清 竜人が、8月2日に大阪「味園ユニバース」(大阪市中央区)でライブをおこなう。

2009年にシングル『Morning Sun』でメジャーデビュー。いわゆるシンガーソングライターのスタイルで歌われた繊細かつポップでハイクオリティな楽曲が、小沢健二らを引き合いに出して語られるなど、大きな話題を集めた彼。堀江由衣やでんぱ組.incのプロデューサーとしても活躍するが、2014年に突如、一夫多妻制アイドルグループ・清 竜人25を結成。

5人の「妻」をバックに従え、ドレッシーなスーツ姿で弾けまくったダンスとシャウトを繰り出しながら熱唱するという、奇妙にしてドリーミーなステージを展開。アイドルブームのソレとは似て非なる、全く新しいエンタテイメントのスタイルを生み出すも、昨年6月に人気絶頂のなか、突如解散を表明した。

その直後には、モヒカン&全身刺青という同一人物とは思えないパンキッシュなビジュアルで登場。「縁者と観客との境界線を取り払う」というコンセプトのもと、新プロジェクト・TOWNを始動。公募によるメンバーや観客を巻き込んだ、破綻スレスレのハプニングなパフォーマンスでフォーマット化された音楽シーンに大きな一石を投じた。

そんな狂騒を経て、実に4年半ぶりのソロ名義での活動に入った彼。今年5月に東京でおこなわれたワンマンライブ『清 竜人 新曲発表会』では、なんと口髭に短髪、茶色のダブルスーツというダンディな出で立ちで登場。ゴダイゴのミッキー吉野が編曲を手がけたジャズ歌謡『平成の男』をはじめ、ノスタルジックなようで今ならではのポップさを纏った清竜人ならではの歌謡ナンバーを往年のスター歌手さながら朗々と歌い上げてみせた。

7月25日に発売されるシングル『平成の男』を携えた今回のツアーは、そんな新生・清 竜人の本格的なお披露目ライブとなる。なぜ今、歌謡曲なのか? これを通して彼がやりたい事とは果たして? その答えがライブを見れば明らかになる・・・かは謎だが、今回も期間限定のコンセプチャルなものであろうことは確かなだけに見逃し厳禁。作品ごとに作風はもちろん、ビジュアルまで次々に豹変させてきた鬼才・清 竜人の未知なる宇宙の片鱗に触れにいこう。チケットの一般発売は6月30日から、6000円(ドリンク代別途要)。

文/井口啓子

(Lmaga.jp)

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